最終更新日 2024年4月19日 by niefrancisf

近年、不動産投資が人気を集めています。
サラリーマンが副業として行う場合もありますが、定年退職後の収入を得るためにやっている人も多く、上手く運用できればしっかりとした利益を得られるのは魅力的でしょう。

 

不動産投資の一番の収益源は家賃収入

そんな不動産投資の一番の収益源は、何と言っても家賃収入です。
自分が所有するアパートやマンションに沢山の入居者が集まれば、その分だけの家賃収入を得られます。
しかし一方で入居者によるトラブルも懸念材料として存在し、騒音などの問題も軽視はできませんが、家賃滞納問題に直面する可能性もオーナーは考慮しておかなければなりません。
信頼性の高い入居者を選り好みしていると結局はなかなか入居者が集まらないかもしれませんし、本当にこの問題は難しいものなのです。
そういった際に役立つ心強い味方として、今回ご紹介する全保連などの家賃保証会社があります。
こういった会社は2010年前後から存在感を強めてきたのですが、簡単に表現すると家賃の滞納者に代わって一時的にオーナーに家賃を支払う会社になります。

➡️全保連 烏川代表

 

家賃保証会社の役割

万が一入居者が家賃の支払いを滞らせるようなことがあっても立て替えておいてくれるので、オーナー側には決まったタイミングで予定通りに収入が入ります。
勘違いしてはいけないのは、決して入居者を経済的に助けるための仕組みではないということです。
家賃を滞納した入居者は立て替えてもらうことで支払いの猶予が延びるわけではなく、1日でも早く支払わなければならない状況は変わりません。
寧ろ立て替えた後は家賃保証会社からの取立てが来るようになり、場合によってはオーナーよりも厳しくそれが行われる可能性さえあるのです。
ただし家賃保証会社を導入しているアパートやマンションでは、保証人を不要としているところが多くあります。
これはもしもの際も間に入ってくれる存在をオーナー自身が用意しているからで、保証人がいなくても収入を得られる保証が得やすい分こうした緩和状態になっています。
よって入居者への経済的援助をする立場にはなりませんが、保証人が見つからず部屋を借りられないと困っている人には有難い存在になるかもしれません。

 

取立ての度合いについて

ちなみに取立ての度合いについてですが、会社によっては立て替えた当日から毎日のように督促の連絡をするところもあります。
こればかりは方針によって決まっているので、基本的にオーナーが介入したりやり方のお願いをすることは不可能だと思っておきましょう。
酷い取立てをされると嫌だなと感じたら、なるべく実績が豊富で信頼できそうな家賃保証会社を選ぶとまだ安心です。
依頼には、当然ながら費用が掛かります。
これは通称で初回保険料と呼ばれ、契約の際に支払っておくのが一般的です。
この金額に関しては実に様々で、サービスの内容次第で設定金額や計算方法が変わります。
見積もりをお願いすることも可能ですから、複数の会社で出してもらうといいでしょう。
家賃の総額の何%分という風に、割合で決まっているところが多いです。

 

入居者の立場から家賃保証会社へ積極的に加入することもできる

一応ですが、入居者の立場から家賃保証会社へ積極的に加入することもできます。
この場合でも初回保険料を支払うシステムは変わらず、大体は1ヵ月分の家賃と共益費などを足した金額がそれに当たります。
敷金のようなイメージを持つ人がいるかもしれませんが、もし会社のお世話になることがなくても退去時にこのお金が返却されるわけではありません。
寧ろ毎月しっかりと支払える経済力があるのであれば、立て替えを依頼することにもならないでしょうから、最終的にこの初回保険料は無駄に支払っただけということになります。
例えば保証人が見つからずその代わりを務めてもらう目的での加入もできますので、メリットを挙げるならこれくらいしかないのかもしれません。

 

加入してから入居の審査に行くとスムーズに部屋を借りれた

実は私も、一度だけ家賃保証会社の力を借りて部屋を借りたことがありました。
当時は連帯保証人が全く見つからず、しかしながら部屋を見つけるまでにあまり時間がなかったのです。
このときには、ホテル暮らしも仕方ないのかなと思っていました。
そんな矢先に出会ったこの会社、実際に加入してから入居の審査に行くと、スムーズに部屋を借りられたことを覚えています。
初回保険料は、このとき5万円少々でした。
正直なところ非常に痛い出費ではあったのですが、保証人をこの金額で用意できたと捉えれば安い方だったのかもしれません。
最終的に半年間、家賃関連でお世話になることはなかったですが心強かったです。
以上のように、部屋の貸し借りには保証会社の存在が大きな影響を与えます。
近い将来でもっとこの業界が成長すれば、やがては当たり前の存在にすらなっていくでしょう。
不動産投資を既にしている人やこれから検討している人は、是非とも見積もりや加入の申請をしてみてください。

 

まとめ

安定した収入を確保するためには、立て替えてくれる会社がいる意味は絶大です。
会社の数もこれから増えていくでしょうし、定期的に加入の見直しをするのもおすすめです。