ペットショップで白文鳥の荒鳥を迎えて、私はすっかり鳥のいる暮らしにはまってしまいました。
今までの人生を振り返っても、鳥と暮らすことは私の人生設計にはありませんでした。
動物アレルギーだと思っていたからです。
ふと何かの媒体で「羽毛布団が平気だったら鳥を飼っても大丈夫」という旨の記事を見かけて、その真偽のほどは定かであるかわかりませんが、私は犬や猫はダメですが鳥(文鳥)は平気でした。
白文鳥の荒鳥と暮らし始めた私は、キレイな鳥だから眺めるだけで満足で、人に馴れてない荒鳥だから無理に手に乗らなくてもいいと思っていたのですが一緒に暮らしていると、やっぱり手に乗せたり一緒に遊んでみたくなってきたのです。
鳥を迎えてから、自分用の飼育書も購入し毎日、毎日読んでいると手乗り文鳥も育ててみたくなりました。
白文鳥をお迎えしたペットショップに再度足を運ぶと、そこには文鳥のヒナがいたのです。
保温されたケージの中には、白文鳥のヒナが1羽、桜文鳥のヒナが2羽がいて少し飛べるくらいの成長具合です。
眺めていると私の方に寄ってきて「ピィピィ」小さく鳴き、大きなお口を開けてゴハンをねだってくるのです。
その様子がもうかわいくてかわいくて、一緒にお店に行った夫と即決でした。
ある程度、鳥用品を揃えていたので衝動買いではないと思うのですが、文鳥のヒナは人気があるのです。
白文鳥の荒鳥がすでにいるので、今度は頭が黒くて胴体がグレーの桜文鳥にしようとその場で決めました。
お店のおばあちゃんがケージを開けると、一目散に飛び出しておばあちゃんの胸に1羽、続いて私の胸に1羽乗りました。
普通だったら自分の胸に飛び込んできた方を選びそうですけど一番元気よく、普段ご飯をくれているであろう人を迷わず選んだ賢さをかいまして、おばあちゃんの胸の方を選びました。
この日は何も用意せずペットショップへ伺ったので、お店で用意してくれている小さな箱に入れてもらいました。
緑の小箱には空気穴がついていて、小鳥のイラストが描かれており「My Bard」と書かれていました。
小箱に入れられたヒナはとても軽くて、時折カサカサと動きます。
そのお店でヒナ用のアワ玉と給餌スポイトと練習用のムキえさを一緒に買って帰路についたのです。
自宅に戻って、初めての差し餌はドキドキしたものです。たくさん食べてくれて、2週間ほどで差し餌は終了しました。
文鳥のママになれて、とても幸せで貴重な体験ができました。
最終更新日 2025年5月12日 by niefrancisf